娘とバイオリンと私

娘がバイオリンを習い始めてから5年。最初は思ったように弾けなくて、悪戦苦闘でしたが、楽しい工夫を重ねることによって、今は上達してきました。バイオリン奮闘記です。

子供のバイオリンを上達させる工夫・「構え方・体の重心」「ボーイングの練習」

f:id:chokukotan:20210702120933p:plain

こんにちは。

娘がバイオリンを習い始めてから5年目。

早く上達させたいという思いもありますが、バイオリンを楽しいと思って

ほしくて、工夫しながら楽しくバイオリンの練習をしています。

 

最初から、上手くいったわけではありません。

バイオリンは、小さな成功体験の積み重ねです。

 

工夫で気を付けていることは、ただ言葉で伝えるのではなく、印象づけて伝えること。

たとえば、色を付けて目に入りやすくしたり、何かものを使って「えっ?これ

使うの?」みたいに思わせるなど。

 

娘の音楽教室は、スパルタではありません。まだまだ課題はありますが、

でも、娘はそれなりに上達しています。

 

 

 構え方・体の重心

まだバイオリン習い始めの当時、すぐにはバイオリンを上手く構えられません。

先生に構え方を教えてもらい、家でも実践。

短期間で、アゴだけで支えられるようにはなります。

 

 そして、実際弾くとき。娘の両足は、ほぼ閉じた状態で、重心が常に右に

寄りすぎ。そして、膝もまっすぐ。

 

これでは、バイオリンが内側に傾いてしまう為、弾きにくく、あまりいい

音が出ません。

どちらかというと、左に重心かけてもらいたい。

 

そこで、娘には両足を肩幅くらいまで開いてもらい、左足を少し前に出し、

その形で、私は娘に自分の足を出して、「ママの足を踏んでね、おもいっきり!」

と言って、弾いてもらいました。

 

娘は、結構痛いくらいに、私の足を思いっきり踏んできましたが、

でも私が、「結構痛いけど、いいよ!この位で!」と声をかけると、喜んで踏んで、

弾いていました。これで、音も遠くに響きます。

 

そして、膝。膝を使って弾いたほうが、いい音が出るのです。

曲に合わせて、膝をバネのように動かして、弾いてもらいます。

これは、結構喜んで自分からやってました。

 

膝の練習なので、曲は上手く弾けてませんが、その時は膝が出来てれば、

いいんです。「今、膝がうまく動いてたね。音もキレイだったよ!」

と出来たところを褒めれば、娘のテンションも上がります。

 

実際、娘の気持ちも音に乗ったり、テンポも合ってきたり、いい練習に

なるのです。

 

その後の練習でも、右に重心が行き過ぎたときは、私の足を踏んで練習。

 

そして、それが出来るようになってくると、そのうち、曲も段々と難しくなり、

指の動きも難しくなってきます。

最初、指だけを見てしまうのは、しょうがないのですが、楽譜も見ながら

弾かないと、自分がどこを弾いてるのか分からなくなり、フォルテなのか、

ピアノなのかも、見れません。次の音がなんなのか、先読みも出来ません。

 

指が動いてきたら、今度は楽譜も見てもらいたい。

楽譜たてに、可愛いお気に入りのぬいぐるみを見えるように付けました。

「出来るだけ、この子が目に入るように、前を向いて弾いてみてね」

 

これを何回か繰り返します。

一回だけではすぐに手を見てしまうので、何回もやることで、効果が目に見えて

きます。

 

楽譜も、気を付けて欲しいところは、すぐに目に入るように、カラフルにしました。

これだけでも、弾いてる時見やすく、自然と改善してくれます。

 

■ポイント■

①右に重心が行き過ぎるときは、自分の足を差し出し、左足に重心をかけさせ、

左足で思いっきり踏んでもらう。

②膝を使って練習してみる。

③前(楽譜)を見てもらいたい時は、ぬいぐるみなどを前に置く。

 

 

 ボーイングの練習

弓をバイオリンと直角に上下させる動作って、日常生活ではしたことも

ないので、急には出来ないですよね。

 

音楽教室で先生にどうしたらいいのかを教わり、家では私のおへそを

目指して、ダウンアップの練習をしました。

娘のボーイングを見ながら、ダウンの際、上手く私のおへそに来るような

位置に立つ。

 

上手く私のおへそを目がけてダウンが出来た時は、私はお腹を

殴られたような仕草をして、「いたいっ」と言ったりします。

それだけでも喜んで、繰り返ししてくれます。

 

これを繰り返していると、難しかったボーイングも、なんとか弦と直角に

なってきます。

 

もし、右ひじが後ろに行き過ぎてしまう時は、右ひじを壁に当てて

ボーイングの練習。これで、ひじが固定され、ひじから先を使って練習できます。 

 

これが出来てくると、弓を自分の方向に少し向けさせる練習。

これは、「こんにちは」と書いた付箋を弓の真ん中あたりに貼る。

「弓の毛と、こんにちは出来るようにね」と言いながら、何回もボーイング

させました。

 

最初難しいのですが、少しでもできたら褒めます。

褒められることで、「これでいいんだ」と確認できて、コツをつかんできます。

 

移弦の練習は、「ラミラミ」を、「ピーポーピーポー」みたいだよ、

と言って、何回も弾かせる。「ソレソレ」でも、「レラレラ」でも同じです。

 

そして、移弦も出来てくると、弓の練習もグレートアップします。

もっと、弓の先を使ったり、真ん中だけを使ったり、元を使ったり。

 

最初は難しくて、弾くことに一生懸命で、上手く弓を使えません。

その時は、付箋紙の出番です。

先生から、弓の真ん中を使うといい、と聞いた時は、使う部分に付箋紙を

貼る。 付箋紙には、「ここからここまで使ってね!」と書く。

 

曲の最初が、弓の元近くから使ってほしいときは、そこに付箋紙を貼る。

 

貼ると、紙がペロッてなるので、目につきやすいんです。

 

こうすることで、なんとか、ボーイングも出来てきました。

 

バイオリンの一番太い弦は、ソの線です。

「ソの線は、一番太いから、弾く方も、弓の元の太いところで弾いたほうが、

音も出やすいんだよ。太いところには、太いとこでね。」

と言うと、目を輝かせてました。

 

弦と弓を直角に動かすまで、時間がかかると思いますが、 少しずつで

いいと思います。

 

■ポイント■
①自分のおへをを目がけて、弓と弦が直角になるように練習。          ②付箋を弓に貼って練習するのも効果的。                  ③最初移弦が難しい時は、「ピーポーピーポー」を使う。
 
 少しでも上達や、良くなっている点が見えた時は、「今の〇〇良く出来たね」
と褒めてあげます。褒めることによって、子供は「今ので良かったんだ」
と分かってくれます。
 
声掛けも大事だと思ってます。

 

 今回は以上です。

 最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。

 

カシオ 大人の楽らく キーボード LK-516 ココチモ オリジナル 在庫あり 送料無料 ピアノ 自動演奏 光る鍵盤 カラオケ 簡単 楽器 マイク ヘッドホン 脳トレ おうち時間 自宅 ギフト 贈り物 プレゼント 高齢者 お年寄り シニア

価格:39,800円
(2021/7/28 12:38時点)
感想(34件)

 

 

 

chokukotan.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

子供のバイオリンを上達させる工夫・子供のやる気を起こさせよう

 

f:id:chokukotan:20210702120933p:plain

 

 

 

始めに

こんにちは。

娘がバイオリンを習い始めて5年目。

最初から上手くいったわけではありません。

どうやってやる気を起こさせ、上達させるか、日々奮闘しました。

 

バイオリンを弾く際、普段しない動作をするので、地道な練習が必要です。

地道な練習ができる子もいるかと思いますが、うちの子は

そういった練習があまり好きではありません。

 

私もバイオリンが大好きです。

音楽教室で先生に教えてもらい、先生に頼るだけではなく、

家でも練習して、バイオリンを楽しいと思ってもらいたい。

私の工夫はそこから始まりました。

 

 そして、成長に合わせて工夫も変わってきております。

 

私「ここリズム違うよね」

娘「えっ、ちゃんと弾いたよ」

この繰り返し。

でも、明らかに違うリズムで弾いてるので、どうやって気づかせるか。。

 

私と同じような境遇の方が、いるかと思い、何かお役に立てればと思いで、

書いております。

 

ただし、すべてのお子様に通用するものではありませんので、自己責任で

お願いいたします('◇')ゞ

 

■練習の際、心がけていること■

①子供の目に留まりやすいように絵を楽譜に書く

②楽譜はカラフルに色を付ける

③付箋やシール、蛍光ペンを使いまくる

④伝えたいことは、絵やぬいぐるみなどを使い、とにかく印象付けるように

 伝える

⑤「先生に言われたこと、上手にできたね」や、「今のかっこよく弾けたね」

「きれいに弾けたね」など、一つでも出来たら褒めまくる

⑥初めての難しい曲や、難しい動きがある場合でも、「難しくないよ。

そのうち出来るよ。簡単だよ。」と出来ると思わせる。

 
娘はバイオリンを楽しく練習していますが、他にも習い事があったり、学校の宿題、
お友達との遊びも大事だったり、バイオリンだけに時間は割けません。
その中で、いかに上手く上達させていくか、私の手にもかかっていると思っています。

 

バイオリンの練習は、小さな成功体験が重なって、どんどん大きくなります。

娘も、それを肌で感じて分かってきてると思います。

 

 練習をする際の声掛け

まだ小さなお子様の場合、「バイオリンの練習するよ」と声をかけても、

嫌がることもあるかと思います。

うちの場合、まだ遊びのほうが楽しくて、練習や家庭学習を嫌がる時期が

ありました。そういう時は。。。

「バイオリンで遊ぶよ!」

と声をかけると、「ん?」と顔をして、ついてきます。

 

本当に、バイオリンで遊ばせるのです。

曲は弾かなくても全然いいです。

最初は、「ラ レ ラ レ」とゆっくり弾いてみて、「ピーポーピーポー」

みたいだね。あれ、どこから来るのかな?」とか。

「ミ ラ ミ ラ」でも同じです。

弾きながら、部屋の中をくるくる行進したりもしました。

 

ラの線で、「ラシドレ」を習ったら、「レ ド レ、レ ド レ」

と、弾いてみる。これは、有名なファストフード店の、ポテトが

出来上がった音みたいです。

 

これだけでも楽しかったみたいで、何日も続けてこれで遊びました。

もう、これだけでいい練習です。

 

特に小さいお子様は、体を動かすのが好きです。

まだ移弦が出来なくても、一本でもいいので、弾きながら行進出来ただけでも、

褒めてあげます。

 

そして、少しでも何か出来たら、ぬいぐるみをいくつか娘の前に並べて、

「この子達にも聞かせあげてね」。

これだけでも、喜んで弾いてくれました。

 

 

そして、、、成長してくると、効果がなくなるので、

次の段階に移ります。

 

私は、先に楽譜を見せて、音符を歌ったり、面白い歌詞をつけて歌ってみたり、

おもちゃの太鼓や、興味を引きそうなものを使ったり、

「バイオリンがもっと弾けるようになったら、次は何の曲が弾きたい?」など、いろい

ろ試してみました。

 

その日によって、いろいろだったのですが、一番効果があったのが、面白い

歌詞をつけて歌ってみることです。

これだけでも、リズムや音程のいい練習です。

 

たまに、練習前に、YouTubeで練習曲を聞かせたりもしてます。

これはとてもいい練習で、音符を歌ったり、これでリズムも分かり、音程も

分かりやすいです。

 

興味のありそうな曲を聞かせては、「バイオリンでこんな曲も弾けると楽しいね」など言ったり、バイオリンモードにしてから、練習したりもしてます。

 

*ポイント
・バイオリンで遊ばせる

・褒めまくる

・練習曲に面白い歌詞をつけて、替え歌で歌ってみる

YouTubeで、練習曲を聞かせたり、他のバイオリンの曲を聞かせたりする

 

 自分が思ったように上手く出来なくて、泣いた時の対処法

私も多少バイオリンを弾けるので、娘も私と同じように、すぐに弾けると

思っていたようです。でも、実際ちがうし、隣の弦を弾いてしまって、

音が上手く出ない。

娘はそういう時、泣きだしました。

それだけで、一時間も時間を取られるのは、私もきつい。

とりあえず、「〇〇ちゃん、泣かないで。」とバイオリンが話しているかの

ように、話しかけました。バイオリンとの会話です。

とりあえず、その時はバイオリンとの会話だけで、それ以上の練習は

無理にさせません。

 

これで、娘と会話でき、娘もストレスや思ったことを口に出して

言うことで、なんとか落ち着きます。

 

次のレッスンの時に、先生に、どうして隣の弦を弾いてしまうのか、

などその時の問題点と練習法を聞き出し、家ではぬいぐるみを使って、娘に

伝えます。

 

練習も大変ですが、少しずつの上達でも全然大丈夫です。

その日は、弓の持ち方が出来てれば、OKとする。次の日は違うことが一つでも

出来てたらOKとするなど。

大人でも一日では出来ません。

 

これを繰り返しをしていくと、いつの間にか、難しかったボーイング

出来てきました。

 

そのうち、出来なくても泣かなくなりますが、出来なくてイラつくことがあります。

ちゃんとそこだけ練習したり、しなかったり。

私から言われるのが嫌な時もあるので、無理には声はかけず、

ドラえもんのような、温かい目で見守ります。

 

それでも出来なかった時は、もう先生にお願いしてしまいます。

先生の言うことは聞きますし、娘も先生を信頼しています。

私は、先生が言ったことを覚えておき、後で楽譜に書き込みます。

(楽譜をコピーして使うと、書き込みもカラフルに出来ておすすめです!)

 

特に、娘は先生が大好きなので、「先生がこういう風に言ってたね」

と言うと、その通りに練習し始めてくれます。

先生との関係も大事ですね!

 

子供の心に響くのは何なのか、物なのか、人なのか、言葉なのか。

親が一番分かってると思います。

それを探して、使っていくと、スムーズに行くのかなと思います。

 

 今回は以上です。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました (^^♪